ケイリン酸ガラス中の6配位シリコンに関する論文が雑誌に掲載されました.

研究指導していた本学生命・応用化学学科 春日研究室の高田君の研究内容が英国王立化学会 (Royal Society of Chemistry)のRSC Advances誌に掲載されました.
リン酸ガラスはイオン伝導性材料や生体材料として幅広い分野で応用されており,ガラス中のイオンの拡散挙動の理解は材料を設計する上で極めて重要です.今回,理論計算と実験計測から,通常の結晶では観察されない6配位シリコンをリン酸ガラス中に出現させることにより,イオンの拡散挙動を制御できるため,結果的にガラスの溶解性を制御できるという新たな知見を得ることができました.

リンク:https://doi.org/10.1039/D2RA06707B